ヘアカフェ

  • 薄毛治療薬に効果はある?2つの育毛薬から効果を検証

薄毛治療薬に効果はある?2つの育毛薬から効果を検証

薄毛治療に有効とされている薬はいくつかあります。
今回は「ミノキシジル」と「フィナステリド」の2つについて主に取り上げます。

【薄毛治療薬①】ミノキシジルは世界で最も有名な育毛薬

「ミノキシジル」は、世界でもっとも有名な育毛薬のうちの一つで、「最強の薄毛対策治療薬」との呼び名も高いものです。

ミノキシジルは、1970年代に開発された成分です。このころは「薄毛対策のための治療薬」としては使われていませんでした。
もともとは血圧を下げるための薬として開発されたのです。

高血圧のクスリとして使用されるなか、「副作用」として多毛症が現れました。
そこで、この副作用に注目して研究が進み、薄毛対策の治療薬として使われるようになったのです。

ミノキシジルは、塗り薬としては日本でも厚生労働省の認可を受けています。
現在では「飲み薬」としてミノキシジルタブレットが使われることもありますが、これに関しては医師の裁量に任されるところが大きいのが現状です。なぜならば、ミノキシジルは「飲み薬」としての認可は受けていないからです。

ミノキシジルを使った育毛剤は、病院ではよく処方されます。
これが入った市販の育毛剤は、リアップ(大正製薬)のみです。

副作用が起こる可能性は低いです。まれに、塗布した部分にかゆみなどが起きることがあるとされてはいますが、これはミノキシジルに限った話ではないでしょう。ミノキシジルにせよ、後でお話する「フィナステリド」にせよ、非常にさまざまなところでよく利用されるのは、単に「効果」だけでなく、その副作用が起こる可能性は低いことが挙げられます。

【薄毛治療薬②】フィナステリドの女性の服用が禁止されている

「フィナステリド」は、ミノキシジルと並ぶ育毛薬です。

フィナステリドは前立腺肥大の薬として研究・開発され、1992年にアメリカで認可されました。2005年には日本でも認可されています。

フィナステリドを飲んでいる人のうちの78%は、3年後に改善がみられました。
(出典:『朝日新聞』(2010.10.26朝刊)[医療ルネサンス]薄毛の悩み(2)飲み薬半年 効果を実感
ただしこのフィナステリドは、女性の服用は禁じられています。特に妊娠中の女性がフィナステリドを飲んだ場合、胎児に影響がある可能性があるとされています。加えて、20歳未満の人は使うことができません。
また、「3年後」ということからもわかるように、フィナステリドはある程度継続して使い続ける必要があります。その使用継続年数は最低でも半年程度とされています。

また、フィナステリドはあくまで「男性型肥満症」の治療薬です。そのため、病気やストレスによる脱毛症の場合は効果がほとんど期待できないとされています。

副作用としてまれに男性機能の低下がみられますが、これは頻出するものではなく(20人に1人程度)、かつ重篤なものでもありません。

(出典:プロペシア添付資料

2つの薬を一緒に使う場合には用法用量をしっかり守って使う

薬のなかには、飲み合わせによって危険な効果が現れるものがあります。
しかしミノキシジルとフィナステリドについては、このような心配はほとんどないと考えられています。

このため、専門クリニックなどでは、ミノキシジルとフィナステリドを両方配合した種類の薬を出すところもあります。
ただ、いずれにせよ「飲みすぎ」は思わぬ危険性に繋がります。そのため、「Aというクリニックにかかっていてそこで薬が出ているのに、それを言わずにBというクリニックでさらに薬を出してもらう」などの行動は極めて危険です。

また、現在はミノキシジルやフィナステリドを使ったジェネリック医薬品もたくさん出ています。もちろんこれらのすべてが、「悪い物」であるとは言いません。しかし極端に安いものなどは粗悪品であることもあり、危険です。加えて、個人輸入によるミノキシジルやフィナステリドを使った薬も出回っていますが、安全を考えるのであれば、これは避けましょう。最低限、医師の診察を受けるべきです。

ミノキシジルやフィナステリドは、「サプリメント」ではなくて「薬」です。その使用容量はきちんと守らなければなりませんし、飲み方や塗り方も手順どおりに行わなければなりません。

ミノキシジルとフィナステリド以外の治療薬について

脱毛症の改善薬というと真っ先に挙がるのが、ミノキシジルとフィナステリドです。
しかしそれ以外にも、薄毛対策の薬はあります。

たとえば、「パントガール」。
ミノキシジルやフィナステリドは男性型の脱毛症に効果的なものですし、特にフィナステリドは女性の使用には制限があります。しかしパントガールは、女性の薄毛に効果を示すものとして開発されました。女性にとってはうれしい薬であることは間違いないのですが、「認可」という部分では、ミノキシジルとフィナステリドの後塵を拝しているのが現状です。

薄毛の治療においてはしばしば、「薬」と「サプリメント」がごっちゃにされてしまいがちです。
しかし「薬」を使うのであれば、必ず医師の診察を受けることが重要です。

 

TOP